すべてのものは毒であり、毒でないものなど存在しない。その服用量によって毒かそうでないかが決まる
パラケルスス
という格言があります。『健康的で規則正しい食生活をしよう』と度々言われていますが、そもそも健康って何でしょうか?規則正しいって何でしょうか?何が体に良くて何が体に悪いのでしょうか?
- 人工甘味料
- 合成着色料
- その他の添加物
などなど、一部では悪者にされている添加物もありますよね。今回は、そんな体に入れるものを中心に、健康とは何かということを一緒に考えていけたらと思います。
それでは行ってみましょう!
すべてのものは毒?
添加物

体に悪いというイメージが付きまとう添加物ですが、果たして本当に体に悪いのでしょうか?かなり昔に出版され、新聞の広告にも載っていた「買ってはいけない」という本がありました。そこには、飲み物から食べ物、洗剤、薬や化粧品まで私たちが日頃使っているであろうものをピックアップして、それぞれの商品の有害性を説いていました。現在でもその本の意思を受け継いだような本が出版されています。
こういった本を鵜呑みにして、商品を買わないようにした人も多かったのでしょう。私の親なんかもその典型で、「〇〇っていう添加物は体に悪いらしい。だからこのお菓子は買っちゃダメ」と買い物の時によく言われたことを思い出しました。
しかし、添加物よりも危険性のある自然の物なんていくらでもあります。私たちが知らず知らずのうちに口にしているオーガニックなものよりも添加物入りの食べ物の方が安全なこともあるということです。結局は量の問題なのです。
毒も喰らう、栄養も喰らう
両方を共に美味いと感じ、血肉に変える度量こそが食には肝要だ
範馬勇次郎
これは漫画のキャラクターのセリフですが、かなり本質をついていると思います。
添加物=体に悪い、と判断して添加物を毛嫌いするのではなく、体調を見ながら両方を適度に取り入れていく、という行為が本当の意味での健康なのではないでしょうか。
農薬

つい最近(2018年11月)、ブログ界隈が慌ただしくなったようです。あえて個人名や商品名は出しませんが、その商品は「吹きかけるだけで野菜についた農薬が落ちる!」との謳い文句で宣伝されていました。値段が400mlで2000円。
成分を見ると…
99%アルカリイオン水
…苦笑
「じゃあ水でいいやんけ!」というツッコミを多方面から受け、そのブロガーの方は記事を削除し謝罪という事態に。
で、ここで一つ考えないといけないのが、農薬は害なのか?という疑問が浮かび上がります。「なに言ってんの?」と思われるかもしれませんが、そもそも野菜は農薬をかけなければ自ら毒を作り出し害虫に備えるという性質があるようです。
つまり、農薬がかかっていようがいまいがどちらが安全かどうか分からないということです。あと、ちょっと気づいたことがあるのですがニンジンや大根、イモ類などは土に埋まったまま栽培されているので農薬がかかるのは地上に出ている葉っぱの部分だけなのでは?と思ったりもします。
私自身、面倒くさいのでテキトーに洗ったり、もう洗わずに調理しちゃうようなことを長い間続けています。特に健康上問題を感じていないので、細かいことをごちゃごちゃ考えている方が健康を害するんじゃないかスタンスでこれからも行こうと思ってます。
アルコール

アルコールは、"毒になりえるかは量が決める"、という言葉の代表格ですね。合法的なドラッグとも一部では呼ばれています。新歓期になると急性アルコール中毒で病院に運ばれる学生や新社会人が後を絶ちませんが、確実にイッキ、飲みすぎが原因のようです。以前、リーガルハイという弁護士ドラマで公害問題の回がありましたが、その話の中で、とても分かりやすい表現があったので引用します。
強い力で殴られれば怪我をするが、軽い力で何年つつかれようと怪我はしない
リーガル・ハイ
ここでいう強い力というのは、イッキや飲みすぎのことですね。添加物や農薬にも言えることではないでしょうか。お酒を飲む場合は自分に合った分量を見極めて、決してヤケ酒などはしないようにしましょう。
最後に
なんにでも当てはまると思うのですが、やはり、摂りすぎは良くないことは明白でしょう。そこだけを気をつけて、自分がおいしいと思うものを食べたり、普段食べないものをたまには食べてみるということが本当の意味での健康に近いのではないかと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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