この記事に訪れたあなたは、
- 私と同じく「進撃の巨人」がつまらないと感じている
- 「なんだと?面白いだろ!どこがつまらないんだよ!」というファン
- なんとなく興味本位で
といういずれかのタイプではないでしょうか。
つまらないとは言っても、コミックスの最新刊はその都度チェックしているので、一種のファンといっていいと思います(笑)
ですが、ファン=全肯定というのは必ずしも当てはまらないのではないでしょうか。「こうなればもっと面白くなるのに」という期待を込めて読んでいるからです。しっかり批評してこそファンだと思うのです。
で、完全な進撃ファンの方は読んでいると気分を害してしまう恐れがあるので、「今のうちに戻るボタンを押して読まない」というものいいでしょう。
私は好きな作品が貶されていると「見たくないけど一応見ておくか」と読んでしまうタイプです。読み終わった後はもちろんいい気分ではありませんが、「なるほど、こういう見方もあるんだな」とポジティブにとらえることができますし、勉強にもなります。ですので読むか読まないかはお任せします。
それでは行ってみましょう!
もくじ
そもそものストーリー
「進撃の巨人」を知っている前提で話してもいいのですが、念のため知らない人、忘れてしまった人、もう一度確認しておきたい人のためにかなりざっくりと説明しておきます。
- 平和な世界に急に巨人きた
- 生きるために壁作って閉じこもるよ
- 壁壊して巨人が入ってきた!
- 主人公エレンは目の前で母親を巨人に食われる
- エレンの復讐物語の始まり
ざっとこんな感じです。
さて、お待たせしました。ここから進撃の巨人がつまらないと思う理由について書いていきます。
進撃の巨人がつまらないと思う理由
キャラが似ていて分かりづらい

普通に読んでいたら、この「キャラが似すぎ問題」についてぶち当たるのではないでしょうか。キャラの描き分けが下手とも言い換えることができます。最早わざとやっているんじゃないかというレベルの分かりづらさです。
いや、ほとんど登場しないモブキャラでやるなら分かりますよ。でも、メインキャラでもそういうことをやっちゃうわけじゃないですか。
しかもメインキャラ同士でやるのでは飽き足らず、メインキャラとモブキャラの混同を招くような描き方をしてしまっていると思うのは私の目が悪いからなのでしょうか?
とにかく読み進めて、何度も読まないと名前と顔が一致しませんでした。
まぁ、主人公の名前がエレンという時点で日本人じゃないわけで、『日本人から見る欧米人はみんな一緒に見える』という状態を反映してると思うのは考えすぎでしょうか?
とにかく分かりづらいです。
人がバンバン死ぬ

漫画は人それぞれどんな読み方をしてもいいと思いますが、せっかく読むんだからキャラに対して感情移入して読みたいじゃないですか。
「この登場人物はどのような心情でこの状況を過ごしているんだろう」と想像するのが物語を追う時の醍醐味でもあると思うんですよね。
しかし、人がバンバン死んでいく。
『人間vs巨人』というシリアスな戦争をしているのに主人公の周りの主要キャラは死なないという不自然さを生まないようにしているのかもしれませんが(そんな忍者の漫画がありますよね)、あまりにも簡単に消えすぎです。
巨人と戦って死んでいくキャラのバックボーンを戦闘前に描いて、主人公たちとの固いつながりを見せているにもかかわらず、隅っこの一コマであっけなく処理されたり。
「あれだけ今後は主要キャラとして活躍していきそうだったのに、もうここで消しちゃうわけ?描くのがめんどくさくなったのか?」と聞きたくなります。
あと、先ほどのキャラ被りの話の続きでもあるのですが、キャラが似ているせいか、死んだのか生きているのかハッキリしないと感じることが多いです。
「あれ?こいつさっき食われて死ななかったっけ…」と集中力が削がれることも。戦争だから仕方ないんでしょうけど。
主人公が弱い

弱いまではいいのです。ただ、弱いなりに何かできることを探して活躍したり、鍛えて強くなっていく過程が重要ではないでしょうか。
しかし、必死に訓練したという描写はほとんどなく、結局もともとの秘めた力が発動して何かうまくいっちゃった感。あとは幼馴染とウジウジ会話しているばかり。
この他力本願な主人公エレンのせいで犠牲になった仲間は掃いて捨てるほどいたため、読んでいる方もイライラしますし、エレンに対して
「まさかこいつが黒幕か?」
と疑いたくなりました。
しかし、主人公の今後の活躍に期待です。
吹き出しの配置がテキトー

この作品に限らず、戦闘シーン以外はキャラ同士の会話で現在とこれからの状況を読者に解説する、いわゆる『お話しタイム』のようなページを設けることが定番ですよね。
コミックスが一冊まるまる戦闘だと読者も疲れますし、この『お話しタイム』には物語の起伏を作って飽きさせない、読者の休憩を適度に入れるという意図があるのではと思います。
しかし、「進撃の巨人」ではそうもいきません。まず、重要な会話シーンでの吹き出しの配置がテキトーなので誰がどのセリフを喋っているのかが一目で判断できません。「え?これ誰のセリフ?」と読者に労力を使わせてしまっています。
さらに、
話が長い

シーンが長いというならまだ分かります。ただ、このジャンルの漫画で文字数が異常に多いシーンがあるのはいかがなものかと思うのです。
結局、「適度な文字数と画力を駆使して読者に状況を説明するスキルはありません」と言っているように見えてしまいます。
ページのほとんどが文字で埋め尽くされているような場面を追うのは疲れます。「ページのほとんどが文字って、もうそれ小説じゃん」と突っ込みたくなります。
名探偵コナンや金田一少年の事件簿みたいなジャンルでもないのに、文字ばかり羅列されても、こちら側がコナンくんばりに「あれれ~?」です。
ギャグが寒い

まず、ギャグセンスが単純に無いうえに、そもそも漫画の雰囲気にウケ狙い的な要素が合っていないと感じます。
ギャグを挟んでバランスを保とうとしているのか分かりませんが、シーンの緊迫度とギャグが全くかみ合っていないので、「こいつら本当に真剣に戦う気あんの?」と疑ってしまうほどです。
また、戦い以外のシーンにギャグを挟むもキャラの表情が硬く、青ざめた顔でボケとツッコミを展開するため、"なんか気持ち悪い"と感じてしまいます。
伏線、伏線、伏線…

「進撃の巨人」といえば、ご存知の通り、"伏線"ですよね。物語での複線の意味は、
コトバンク
小説や戯曲などで、のちの展開に備えてそれに関連した事柄を前のほうでほのめかしておくこと。また、その事柄。「主人公の行動に伏線
を敷く」
ですが、この作品、
伏線多すぎ!
分かりやすい形で伏線を敷いていることが散見できます。そのせいか、「もはや伏線がメインなんじゃね?」と言いたくなるほどあまりにも伏線に偏っています。
こんなことを書くとひねくれていると思われるかもしれませんが、制作側の「ほら、お前らこういうの好きだろ?」という意図を感じ、イラッとしてしまいます。
ファンが考察する中で伏線が生まれるのは健全だと思いますが、まるで作り手が露骨に伏線を押し付けてくる感じがして、なんだかなぁ、と…
最後に
いかがでしょうか?
なんか文句ばかりになってしまいましたが、私も「進撃の巨人」という作品をしっかり読んだうえでいろいろ考えています。
最新刊が出たら結局チェックするでしょう(笑)
いろいろ書きましたが、この作品のどんでん返しに期待して、また楽しみに待とうと思います。
ほぼほぼ同じ事を思っていたのでスッキリです
ちなみに私は最初のほうに登場するキャラ達が
いかにもなキャラ作り+絵が酷過ぎて
やめました。
ですよね(笑)
おっしゃることはごもっともなことだと思います。私はファンではないので、途中で嫌いになりもう見てません。いちばん嫌だったのが、キャラが死にすぎ!人食いがグロい!話がだんだん難解になってついてけない!
そもそもストーリーに含まれる「犠牲が新たな犠牲を生む」や「軍隊(兵団)のやりとり」が現実の「戦争」や「軍隊」を簡単に彷彿とさせてしまうので、いくら読んでも「どうせ戦争と似たような展開だろ」と想像できてしまい、面白みがなく、途中で読むのをやめました。
免疫のない若い人たちにはウケるとは思いますが、歳を取ると新鮮さを感じられなくなりつらいものです。
僕は漫画で進撃を読んでいて興味本位でこのサイトを見ました。嫌いな人はどういうふうに思っているのだろうと。
僕の場合は今までになかったような展開が欲しかったときにこれに出会ったので、こんなにポンポン人死んだり、どっちが正義かわからないという新鮮な展開にワクワクしました。しかしこういう意見も聞いて、へ〜こんな意見もあるんだ〜と思いました。論点が違ったり国語力かが足りなかったらすみません。
言うの忘れました
おそらく他の進撃ファンは作画の綺麗さもそうですが展開のほうが重視してると思います。※他の人を傷つけないようにしていますが、もし不快になった人がいたらすみません。
はじめまして。私は進撃の超大ファンですが、おっしゃることはとても理解できますww
まあでも、エレンは努力していないと言っても世界自体が過酷だから本当にご苦労さまだし、
伏線の多さに魅かれてきたし、あの硬い表情で寒いギャグの応酬がすごーく楽しいんですよ。
幼馴染みとウジウジ? 私はアルミンもミカサも大好きだから嫌な印象は受けないんだけど、
ファンじゃなかったらネタにして笑えるところでしょ? ミカサはネクラな精神異常者だし、
アルミンはゲスくて変人。精神異常ネクラ女とゲス変人と破壊衝動バカが会話してるなんて、
アンチにも楽しめる親切仕様ですよ。
アルミンとエルヴィンどっちにするか?のあたりなんて、緊迫感を持たせるのがめちゃくちゃ
うまい作家さんだなと思います。会話が長くて小説かよ!と思われるのも同意ですが、作者、
文章センスはものすごい。小説家でもイケるぐらい。ていうか、小説家のほうが向いてるかな。
だって画力は
正直、終盤になってきて私も「ここまで来たら完走するまでつき合うか……」という気分です。
未来が見通せるとか出てきた点でこじつけ感半端ないし。ただね、この作者って「後付け」は
絶対しません。周到に考えてます。それは随所に感じられます。
でもほんと、当初なぜ読者を誘い込めたかを考えたら、中盤以降はねえ……まったく。俺はもう
ずっと応援しますよ。ピークちゃんが大好きだし、いつも上半身裸の汗臭いジークを嗅ぎたい。
コニーもケニーもマガトもキースも汗臭そうでたまんない。嗅ぎたい男が出てるだけで正義。
思っていたこと全部言っていただいて嬉しいです。特に画力のなさにつきますが それはアニメ版を見ることで解決。アニメ化されていない分は漫画で読みましたが 辛かった。ギャグもつまらないけど 台詞も臭い。アニメ版は面白かったので 画力のある漫画家さんが作画担当していたら違っていたかも。 マーレ編以降はストーリーもマンネリ気味。 ファンの皆さん 気を悪くしたらすみません。