昔から、「風邪をひいたときは安静にしておくように」と言われがちですが、実際のところどうなのでしょうか?
筋トレだけに限らず他のスポーツや運動でも、風邪の前後はどうすればいいのでしょうか?
今回は、
- なんだか風邪っぽいけどトレーニングしてもいいのか
- 風邪真っただ中の時は?
- 風邪の治りかけ、病み上がりの時は?
こんな時にどうすればいいのか考えていきます。
それでは行ってみましょう!
風邪の時系列
風邪の引きはじめ

風邪の引きはじめの疑いがある症状は、
- のどの痛み
- 鼻水(変な色、変なにおい、多すぎる量)
- 咳
- ダルさ
- 微熱
などが挙げられます。
では、こんな時にトレーニングやっちゃっていいのでしょうか?
結論は、「やりたければやってもいいけど様子を見ながらやるべし」です。
トレーニングをはじめとするスポーツに限らず、「これがやりたい」と思ったら自分の気持ちに従った方が精神衛生上いい結果をもたらすことの方が多いです。しかし、いつものペースで飛ばしてしまうと風邪の引きはじめかもしれないレベルなのに本格的に風邪をひく可能性があります。
具体的には、"軽く済ませる"ことをおすすめします。いつもの半分くらいの疲労度に抑えるようにしましょう。
そうして次の日を迎えて、
「あぁ、やっぱ風邪だな」→休む
「お!元気で調子いいな」→いつもどおりトレーニング
という感じで判断していけばいいと思います。
風邪真っただ中のとき

これは言うまでもありませんが、休みましょう(笑)
自分は良くても風邪をうつしてしまう可能性のある周りに迷惑になります。明らかに体調が悪い時は、なるべく公共の場に出ないようにするべきです。
ただ、家でトレーニングをする分には誰かに迷惑をかけるわけではないので良いかもしれません。「風邪は気合いで治す!」というタイプの人は自分の体調を見て判断してみてください。
ヤバいと思われる症状
- 発熱
- 痰
- 重度の咳
- 黄緑色の鼻水
- 固い鼻水
- 変なにおいのする鼻水
- インフルエンザなどのウイルス性の症状と診断されたとき
- 寒気
- 節々の痛み
このような症状が出ているときはしばらく休んだ方がいいでしょう。経験上無理やりトレーニングをすると悪いことばかり起きていた記憶があります。勇気をもって休むことも大切です。
風邪の治りかけのとき

何日も、何週間もトレーニングしていなかったら不安になってくるし、「早くトレーニングしたい」と思うようになるでしょう。
ただ、ここで強度を間違えると風邪が治らなかったり、今度は酷い風邪をひく可能性もあります。
ですので、やはり軽めで様子を見ましょう。実際に軽い運動をすると風邪が治りやすくなるという研究結果がいくつもあります。始めの一週間は軽く済ませて、徐々にペースを上げていくと以前のような状態に戻れるはずです。
治りかけのサイン
個人的な経験ですが、風邪などの症状の治りかけのサインをご紹介します。それは、"鼻水の色"です。黄色や黄緑色というのはウイルスの死骸なので、鼻水が透明になってくれば、徐々に治ってきていると判断していいでしょう。
気持ちは分かるけど…
しばらく休んでいると、「はやく再開したい」という気持ちになることは痛いほどわかります。しかし、今の自分を冷静に見てどんな状態かを把握することが重要です。気持ちだけで乗り切ろうとすると、また体調を崩し、しばらく動けないという負の連鎖に陥りかねません。
この記事があなたのトレーニングライフを充実させることを願っています。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
〈参考文献〉
- Early exercise in critically ill patients enhances short-term functional recovery
- Effects of Fenugreek,Cinnamon,&Curcumin,on Post Workout Inflammatory Responce
- Movement Should Boost Our Immunity
コメントを残す