トイレで用を足した時に、なんか変なにおいがするときありますよね?
プラスチックとか、ゴムが焼けたときにする異臭と似ているなとずっと思っていましたし、このにおいの正体が何なのか気になっていました。
今回は、「そのにおいの正体がアスパラガスにあるのでは?」ということについて書いていきます。サクッと読めます。
それでは行ってみましょう!
アスパラガスにたどり着いたキッカケ

『コーヒーを飲んだ後に用を足すとコーヒーのにおいがする』ということを聞きますよね。
で、そこからひらめきました。
「食べたものが尿のにおいに影響を及ぼすのではないか?」
と。
そこから、尿のにおいが変化した時にその日の食事内容を書き出してみる、という行動に出ててみました。
何度もやっているうちに、アスパラガスの存在が浮かび上がってきました。そして調べていると、やはりアスパラガスと尿の関係性に結びつきがあることが分かりました。
日本ではアスパラガスと尿の関係を研究した文献は少なかったのですが、海外では昔から研究されているようです。
そこで、2つの仮説が生まれます。
アスパラガスと尿のにおいの関係性における仮説
においを出す人と出さない人がいる

自然に考えると、この考え方に至る人がほとんどでしょう。「自分だけが、変なにおいの尿を出しているのでは」と考えてしまうのではないでしょうか。
私もこのように思っていたのですが、一つ目の仮説と異なる2つ目の仮説を知った時、「なるほどな」という感想を持ちました。
においを嗅ぎ分けることのできる能力

この仮説は、先ほどの「においを出す人出さない人」ではなく、においは全員出すけど、嗅いでそれが変化したと認識できる人とできない人がいるという仮説です。
これは面白いですよね。まぁ仮説でしかないので、どちらでもいいのですが、今のところ、においが変化したところで体に害が生じているということはないそうです。
最後に
今回は尿から焼けたゴムのような変なにおいがするときの原因について書きました。尿は体の健康状態を示してくれる要素ですが、たとえにおいが変わっても原因がただのアスパラガスなら問題ありませんね。「あ、そういえばアスパラ食べたな。」で終わりですので(笑)
最後まで読んでいただきありがとうございました。
〈参考文献〉
- Excretion and Perception of a Characteristic Odor in Urine after Asparagus Ingestion: a Psychophysical and Genetic Study
- Odorous urine following asparagus ingestion in man
- A polymorphism of the ability to smell urinary metabolites of asparagus.
- Asparagus and malodorous urine
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